鈴木美紀 | 日記 | パオロ・ソレンティーノ監督最新作『LORO 欲望のイタリア』11月全国公開決定

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鈴木美紀 の日記

パオロ・ソレンティーノ監督最新作『LORO 欲望のイタリア』11月全国公開決定

2019.08.28

『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『グランドフィナーレ』のパオロ・ソレンティーノ監督最新作『Loro(原題)』が、『LORO 欲望のイタリア DVD』の邦題で11月15日より、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開されることが決定。あわせて、ティザーポスターが公開された。 loro_01


時は2006年。因縁の政敵に敗北し失脚したベルルスコーニは、首相の座に返り咲くときを虎視眈々と狙っていた。政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用は朝飯前。燃え尽きることなき野心と共に、いよいよ怪物が動き出す――。幸福路のチー DVD
「当時のベルルスコーニに蠢いていた“感情”の正体を知りたい欲求に突き動かされた」というソレンティーノが、ひとりの男の勝利への願望、成功への執着、そして愛の挫折を、めくるめく狂乱と絢爛の世界に映し出してゆく。その過激にして華麗なる唯一無二の映像は圧巻。9年にもわたって首相の座につき、国民を熱狂させたベルルスコーニの魔力にも重なる陶酔の157分だ。全裸監督 DVD
ベルルスコーニを演じるイタリアの名優トニ・セルヴィッロ(『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『修道士は沈黙する』)の怪演も本作の大きな見所。燃える尽きることのない野心、欲望を満たすためなら手段を択ばない狡猾さと圧倒的なパワーとともに、虚栄の先の孤独までも体現してみせる。
一方ベルルスコーニに近づき成り上がろうとする青年実業家セルジョに、現代のイタリア映画界には欠かせない実力派リッカルド・スカマルチョ(『あしたのパスタはアルデンテ』『ローマでアモーレ』)。また、妻ヴェロニカを演じるエレナ・ソフィア・リッチは本作の演技が称賛され、2019年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞、2018年ナストロ・ダルジェント賞の最優秀女優賞に輝いた。
解禁されたティザーポスターには、「トランプなんて子どもだましさ。」というコピーと共に、背景にはベルルスコーニにまつわるいくつかのキーワードが並んでいる。  

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